iTero 口腔内スキャナーを導入しました
みなさま こんにちは
7月より新しく口腔内スキャナー iTero elementを導入致しました。
以前はインビザライン作成時、シリコン状の粘土のようなものをお口に入れて、硬化する時間を待ち、歯型を取っていました。
しかし、こちらのiTeroを使用する場合、型取りはお口の中にカメラを入れて、レーザー光によって歯並びをスキャンします。
スキャンした歯並びは画面に映しだされ、すぐにデータ化することが可能です。
また、さまざまな光学スキャナーの種類はありますが、iTeroとインビザラインは同じアラインテクノロジー社が開発したものになるので、インビザラインに特化した光学スキャナーといえます。
iTeroを導入することによってのメリットをご紹介いたします。
精密性・正確性が高い
従来の粘土状のもので行う型取りと比べて、歯形の再現性が約10倍の精度(アラインテクノロジー社調べ)になります。
再現性の精度が上がることによって、より正確なマウスピースを作成することができます。
また、より歯にフィットするマウスピースを使うことによって、治療期間の短縮にも繋がります。
型取りの不快感が少ない
・嘔吐反射がある
・長時間口の中を開けていなくてはならない
・口の中が粘土でいっぱいになり気持ち悪い
などと、従来の型取りの際には、不快感を感じていた患者様もいらっしゃるかと思います。
iTeroではカメラを口の中に入れてスキャンしていくため、嘔吐反射が起きにくく、スキャン中でも通常通り呼吸ができます。
長時間静止して口をあけている必要はありません。
口の中の圧迫感も少ないため、以前より快適に型取りを行うことができます。
インビザライン作成時間の短縮
インビザラインの患者様の従来の流れ
粘土状の印象材で型取りを行う → 取った歯型をアメリカへ郵送 →
到着後工場にてデータ化 → インビザラインが作られる
iTeroを使用時の流れ
患者様のお口の中をカメラでスキャン → 歯型を読み取り情報をデータ化 →
瞬時にアメリカへ送信 → インビザラインが作られる
いままでは、インビザラインが届くまでに4~6週間かかっていましたが、iTero導入により期間が3~4週間に短縮されました。
iTeroを使用することによって、型取りの時間・輸送にかかる時間を短縮でき、矯正治療をスムーズにスタートすることができます。
安全性が高い
光学スキャナーはレントゲンとは違い、レーザー光でスキャンするため放射線を使用しません。
そのため放射線による被爆の心配はございません。
また、型取り用の粘土が喉に流れる心配もなく、お子さまにも安全にご使用いただけます。
iTeroによって、嘔吐反射をお持ちの方やお子さま、お口が開きづらい方などでも、安心して型取りを行うことができます。
iTeroを導入することによって、治療期間の短縮や、不快感の軽減など、患者様に喜んでいただけることが増えれば幸いです。
マウスピース矯正をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
スタッフ一同お待ちしております。
福岡天神矯正歯科