皆さんこんにちは。今回はインビザラインを用いた矯正治療をおこなう際に必ず必要となる【アタッチメント】についてお話をさせていただきます。

アタッチメントとは、歯の表面に着ける突起物のことです。歯の表面はツルツルしているため、力を加えようとしてもマウスピースの中で滑ってしまい、きちんとマウスピースの力伝えることができません。そのため、突起物を着ける事でマウスピースが歯にぴったりと密着し、力を加えてもマウスピースと歯がズレる事を防いでくれます。また、歯にかかる力を細かく調整し、効果的に動かしていく事ができるのでマウスピースでの矯正能力を強めてくれる大切な要素です。着く位置や数は症例や治療計画によって異なります。


素材は?

レジンと言われるプラスチックの一種です。これは虫歯の治療をした際に穴を埋める時に使用する材料と同じで、歯と同じをしていますので比較的目立ちにくなっています。



外れたりする?外れた場合は?

アタッチメントは元々マウスピースの維持力を高めるためのものです。その為、無理に外そうとするとアタッチメントが外れてしまうことがありますマウスピースを外す際には正しい外し方で外しましょう!また、硬い物を食べた時に外れたり欠けたりすることもあります。外れた場合は、すぐに支障がでる訳ではないですが、放置してしまうと場合によっては計画通りに歯が動かないことに繋がる為、外れたことに気づいたらすぐにクリニックへご連絡をお願いしております。


いつまで着けておくの?

基本的に矯正治療終了まで着けておく物になります。治療の進み方によっては途中で外し再度新しく着け替えることもございます。また結婚式や成人式の前撮り等、特別なイベント事がある際は一時的に外すことも可能ですのでお気軽にご相談ください!


汚れたりする?

アタッチメントの素材はプラスチックのため、マウスピースを着けたままコーヒーやワインなど色素の濃い物を口に含むと、中に入り込み着色してしまいます。着色しやすい物を口にする際には、マウスピースを外して口に含むと比較的着色を防ぐ事ができます。汚れもアタッチメントを歯の表面に着ける為、凹凸が生じ、自然と付着しやすくなります。歯磨きをする時に、以前ブログで紹介したタフトブラシを使用しお掃除することをおススメします。


アタッチメントの装着、除去での痛みはある?

アタッチメントを装着する治療で痛みがでる事はほぼございません。処置中に眠ってしまう方もいる程です。ただアタッチメントを装着する際に下の画像と同じ器具をお口へ引っ掛けます。これは、接着する際に使用するお薬が唾液に触れると接着性が落ちてしまい、うまく接着ができなかったり、着いてもすぐに外れてしまうといった事へ繋がる為、お口をしっかり開ける事を目的として使用しますが、この器具が少し大きい為最初は苦しいと感じるかもしれません。また、装着したアタッチメントの余剰やアタッチメントその物を除去する時は、切削機械を使用し削ります。この時ゴトゴトという音や振動でご自身の歯まで削っているような感覚になりますが、アタッチメントだけを削っていますのでご安心ください。


アタッチメント装着後の違和感、痛みについて

歯の表面に突起物が付く為、唇や頬の内側に当たりどうしても多少の違和感を感じる方もいらっしゃいます。しかし、この違和感も数日で慣れてくる事が多いです。痛みに関しても、アタッチメントが着く事でより歯にマウスピースが密着するようになる為、締め付けられるような痛みが出ますが、こちらも2〜3日で落ち着いてきますのでご安心ください。                              


アタッチメントに関しまして、その他疑問に感じることがございましたら、いつでもお尋ねください。実際に治療が始まりましたら、マウスピースの詳しい取り扱いなども分かりやすくご説明していきます。

マウスピースを用いた矯正治療も、アタッチメントを始め、補助装置などが日々発展する事で適用範囲もどんどん広がっています!

「マウスピースで治療したいけど自分には合っていないんじゃないかな?」「マウスピースでなら治療したいんだけど、、、」など、少しでも興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。カウンセリングでお話しすることで疑問や不安が解消されたり、新たな発見ができたりするかと思います。

当院では初診無料相談を行っております。ご希望の方はこちらから^^