【性別】男性

【年齢】50代

【治療方法】非抜歯矯正治療

【治療期間】21ヶ月

 

【症例解説】


上の前歯が出ていて、右下の奥歯が内側に入っていて舌が当たって痛いという希望で来院されました。

問題点としては、骨格性の下顎後退(下アゴが後ろに下がっている状態)と上下顎前歯唇側傾斜(上下の前歯が前方に傾斜している状態)、および上下顎前歯叢生(上下の前歯がガタガタになっている)や上下顎狭窄歯列弓(上下の歯のアーチが狭くなっている状態)、上下顎臼歯部交叉咬合(上下の歯の噛み合わせが逆になっている状態)などが認められ、むし歯により左上の奥歯が1本無い状態でした。

 

そのため、歯列の拡大とIPR(ディスキング)および左上奥歯の後方移動を併用することで非抜歯による矯正治療が可能と判断しました。

拡大とIPR(ディスキング)にて獲得したスペースを利用し、上顎前歯の後方移動を行うことで前歯の傾斜を正常にして口元の前突感も解消できました。右下奥歯の舌側への傾斜による舌の痛みも下顎歯列弓の拡大で改善しました。

 

このように前歯の傾斜や狭くなった歯並びをマウスピース矯正装置(インビザライン)と顎間エラスティック(ゴム)およびをIPR(ディスキング)併用することで、非抜歯でも歯列の拡大と口元の後退を効果的に行うことができます。

 

*当院では矯正治療を行う全ての患者様に対して矯正精密検査を行い治療方針を決定致します。そのため治療計画、治療結果及び治療期間については患者様や歯並びの状況により異なります。矯正治療のリスクや副作用について詳しくはこちら

 

福岡天神矯正歯科