矮小歯があると矯正できない?

みなさまこんにちは
<矮小歯>という言葉を聞いたことがある方は少ないかもしれません。
しかし、この矮小歯があることでお悩みの方もいらっしゃるので、本日は矮小歯についてご説明します。
矮小歯とは?
矮小歯とは、他の歯に比べて歯の大きさが小さい歯のことです。
極端に歯が小さい方もいらっしゃれば、少しだけ歯の大きさが小さい、といったように、程度は様々です。
一般的には、上の前から2番目や5番目の歯と親知らずが矮小歯になることが多くございます。


特に上の2番目の歯の場合には、正面から見えることによってコンプレックスに感じる患者様が多くいらっしゃいます。
また、本来は生えてくる必要のない歯<過剰歯>がある場合も、矮小歯である可能性が高くなります。
矮小歯があることでのデメリット
①審美的に見た目が気になる
矮小歯を気にされている患者様が一番お悩みなことは、やはり見た目です。
歯が小さいことによって、歯と歯の間に隙間ができ、すきっ歯になったり、他の歯とのバランスが取れず歯並びが悪く見えることもございます。
②噛み合わせへの影響
見た目だけではなく、噛み合わせへの問題もございます。
歯が小さいことにより、歯の高さが足ず、反対の歯には噛み合う相手がいない状態になります。
噛み合う相手がいなければ、噛み合わせのバランスが崩れ誤った噛み癖がついたり、顎関節に影響を及ぼすこともございます。
③歯の寿命が短くなる可能性
矮小歯は他の歯に比べて小さいため、その分歯の根っこが短く、歯自体も弱くなってしまう場合がございます。
そのような状態だと、歯の寿命が短くなることも考えられます。
矮小歯がある場合の治療方法
矮小歯のデメリットを改善するためには以下のような治療方法がございます。
矯正治療
まずは第一に矯正治療です。
矯正治療をすることにより、デメリットであった見た目と噛み合わせの両方を改善することができます。


※上が矯正治療前、下が矯正治療後のお写真となります。
こちらの患者様は上の前歯には矮小歯があり、下の前歯はもともと1本少ない状態です。
矮小歯があることによって、このように真ん中に隙間ができたり全体の歯並びのバランスが崩れてしまいます。
矯正治療によって、歯と歯の間の隙間を閉じて噛み合わせの改善を行います。
歯並びが整うことによって、2番目の歯の小ささも気にならなくなる患者様も多くいらっしゃいます。
また、状態によっては矮小歯を抜歯して矯正治療をすることもございます。
実際にこちらの患者様は矮小歯を抜歯して矯正治療をしております。


※上が矯正治療前、下が矮小歯を抜歯をして矯正治療後のお写真になります。
抜歯を行い、隙間ができたところを矯正治療で閉じていきます。
矮小歯は歯の寿命が短くなる可能性もあるため、抜歯をして矯正治療をすることにより、矮小歯のリスクをなくすだけでなく、矯正治療による口腔内の改善でさらに他の歯の寿命が長くなることが考えられます。
かぶせ物による治療
矮小歯にかぶせ物をすることにより、見た目の改善を希望される方もいらっしゃいます。
差し歯を被せたり、ラミネートべニア、ダイレクトボンディングといった治療方法がございます。
※当院では行っておりません
こちらのメリットは、矯正治療より短期間で見た目の改善ができるという点になります。しかし、デメリットとしては、被せ物をすることにより歯の神経を抜く場合も多く、そうすると更に寿命が短くなってしまいます。
また、被せ物は一生ものではございません。外れたり、変色の可能性もあり、定期的なメンテナンスが必要です。
また完全に見た目のみの改善となるため、嚙み合わせの問題は解決されないという点がデメリットとしてございます。
以上のように、矮小歯がある場合には様々な治療方法がございます。
矮小歯は基本的には歯が小さいだけで、特に大きな影響はございません。
しかし、見た目を気にされる方、他の歯に悪い影響を与える歯に関しては治療をおすすめ致します。
当院は矯正治療専門クリニックであるため、矯正治療での改善をご提案しております。噛み合わせによっては、矯正治療を行なったうえで、補綴治療を必要とする方もいらっしゃいますので、患者様それぞれの歯並びや状態に合わせて、治療方針を立てていきます。
それぞれメリットデメリットがございますので、まずはカウンセリングにてご相談頂けますと幸いです。
福岡天神矯正歯科