マウスピース矯正は効果がない?
みなさま こんにちは
矯正治療といえば、歯にワイヤーが通っているイメージのある方が多いと思います。
しかし今は目立ちにくい矯正装置がございます。
その中でも、今回はよくご質問のあるマウスピース矯正の効果についてお話しいたします。
マウスピース矯正だと効果が出ない?
マウスピースをつけるだけで本当に歯が動くのか?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
ワイヤー矯正でも、マウスピース矯正でも歯が動く原理は変わりません。
効果や仕組みに大きな変わりはないためご安心ください。
では、なぜ効果がないと感じる方がいるのか、ワイヤー矯正との違いをご説明します。
ワイヤー矯正との違い
①1回の調整で動かす量の違い
1回の調整で歯に力を加える量がワイヤー矯正とマウスピース矯正では異なります。
ワイヤーでは月に1回の調整で最大約1mm、マウスピースでは1枚で約0.25mm動くような作りとなっています。
少しずつ形の違うマウスピースを1週間に1枚交換し、歯全体に力を加え歯を動かしていきます。
上記のように1回で動かす量が少しずつであるため、効果が出ていないのではと感じる方も中にはいらっしゃいます。
しかし、4週間交換を繰り返すことで、ワイヤー矯正と同じ約1mm分動くことになります。
ワイヤー矯正でもインビザラインでも、見た目で効果を感じられるまでは半年程度かかります。
②補助装置
ワイヤー矯正は歯面にブラケットをつけ、ワイヤーを通して矯正治療を行いますが、マウスピース矯正は少しずつ形の違うマウスピースを装着し歯を動かします。
マウスピース矯正は歯になにもつけないと思う方もいらっしゃると思うのですが、インビザラインであれば歯面にアタッチメントという突起物がつきます。
アタッチメントがつくことによって、歯にかかる力を調整し、より歯を動かしやすくします。
インビザラインは3Dのシミュレーション(クリンチェック)を作成し、マウスピースを作成します。
その際にアタッチメントをつける場所を考え、それぞれの歯への力のかけ方や移動方法を細かく調整します。
アタッチメントをつける場所や形・個数などはクリニックによって異なりますので、仕上がりもそれぞれ異なってきます。
③着用時間
ワイヤー矯正は常に歯に装着している状態で、矯正治療終了まで特別な理由がない限り外すことはありません。
しかし、マウスピース矯正はご自身での着脱が可能なため、患者様の使用時間がとても大切になります。
もちろん使う時間が短ければ、ズレが生じたり治療期間が伸びる原因にもなります。
そのため、着用時間が取れないと思うように効果が出ず、なかなか治療が進まないと感じる方もいらっしゃいます。
マウスピース矯正のメリット
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いはお分かりいただけましたか?
使う時間や交換日数の管理などを患者様にしていただくマウスピース矯正ですが、もちろんメリットもございます⭐️
・食事や歯磨きが今まで通りできる
お食事や歯磨きの時は、マウスピースを外して行います。
そのためワイヤー矯正に比べると、お食事がしやすく、歯磨きも今まで通り行うことができます。
しっかり歯磨きができるため、虫歯のリスクも低い装置となります。
・痛みが少ない
1回のマウスピースの交換で歯を動かす量が少ないため、歯が動く痛みも少しずつになります。
そのため、痛みが少なく、口内炎ができるトラブルなども少ない装置となります。
・通院回数が少ない
ご自身でマウスピースを交換し治療を進めることができるため、ご通院も2〜3ヶ月に1回となります。
(処置によっては1~1.5ヶ月後にご来院いただくこともございます。)
通院間隔を調整することができるため、遠方の方や妊娠中でも治療を進めることができます。
・透明で目立ちにくい
マウスピースは透明で目立ちにくい装置となります。
接客業の方や人に見られるお仕事をされている方でも、目立たずに治療を進めていくことができます。
また結婚式や成人式などの大きなイベントの予定があっても、目立ちづらい装置なため安心して治療を受けていただけます。
必要に応じて直前にアタッチメントを外すことも可能です。
大きなイベントの予定がある方はご相談ください。
マウスピース矯正でも、しっかり使用時間を守っていただきご自身で管理ができれば、ワイヤー矯正と治療期間は変わりません。
ワイヤーの見た目が気になる方はマウスピース矯正も検討いただけますと幸いです。
カウンセリングでは、装置のメリットデメリット、また口腔内の状況や生活スタイルなどをお伺いした上で装置のお話しをしております。
お悩みの方は一度ご相談ください。
福岡天神矯正歯科