旅行と矯正治療
みなさまこんにちは
コロナ禍で旅行に行く機会は減っているかと思いますが、長期休暇が近づくと旅行や帰省の予定を立てたくなりますよね＾＾
今回は矯正治療中に旅行や帰省をする際の注意点などをお伝え致します。
矯正中の旅行の注意事項
もちろん矯正治療中でも、変わりなく旅行や帰省は可能です。
しかし、注意することやトラブルが起きた際の対処法などはしっかり準備しておきましょう！
マウスピース矯正の方
＊マウスピースは旅行先にも持っていきましょう
「旅行先で紛失したり、装着の時間が短くなりそうだから」と言ってご自宅に置いていこうとお考えの方もいらっしゃると思います。
しかし、マウスピースを装着していない時間は後戻りの時間となってしまいます。
1～2日装着しないだけでも、せっかくこれまで頑張ってマウスピースを使用して動かした歯が後戻りしてしまいます。
そうなった場合にはマウスピースの再作製が必要になったり、後戻りした歯の修正に時間がかかったりと、タイムロスになることもございます。
治療をスムーズに進めていくために、旅行中でもできる限りマウスピースの使用を継続しましょう！
＊予備のマウスピースも持っていきましょう
旅行中でもできる限りマウスピースの使用をして頂きたいのですが、中には旅行先でマウスピースを紛失してしまったり、破損してしまうこともございます。
上記でもお伝えしたように、何も装着をしていないと後戻りしてしまうため、必ずひとつ前のマウスピース、もしくはひとつ先のマウスピースも一緒に旅行に持っていくようにお願いします。
また、マウスピースは必ずケースにいれて持ち運びしましょう！
＊旅行中のマウスピースの交換は長めに設定しましょう
普段と変わらず1日20～22時間の使用を目標に使用して頂きたいのですが、なかなかお食事後の歯磨きと装着が難しいこともあるかと思います。
そのため、旅行の予定がある方はマウスピースの交換日数を伸ばして使用をお願いします。
＜例＞
通常1週間交換の患者様→旅行中に使用していたマウスピースは10日間使用後次のマウスピースへ交換をする
通常10日間交換の患者様→旅行中に使用していたマウスピースは2週間使用後次のマウスピースへ交換をする
このように交換日数をのばし、できる限りマウスピースと歯のズレが少ないように調整をお願いします。
ワイヤー矯正の方
＊旅行の直前に装置の装着やワイヤー調整は控えましょう
ワイヤー矯正の患者様は各ステップを踏んでワイヤーを装着します。
そのため、スケジュール上旅行の前に装置の装着やワイヤーの調整を行う患者様もいらっしゃいます。
しかし、初めて装着する装置は、違和感があったり痛みが伴うこともございます。また、口内炎ができるトラブルもございます。
ご心配な方は、旅行の直前は避け、旅行が終わってからご来院頂くようおすすめしております。
当院でも、長期間休診の予定がある直前には、新しい装置の装着を控えて頂くことをお勧めしております。
※どうしてもご来院のタイミングが合わない場合はご相談ください。
＊矯正用ワックスを持っていきましょう
旅行中に口内炎ができたり、装置が外れるトラブルが起こる可能性がございます。
痛みがあってもすぐに受診ができないとなると、せっかくの旅行も楽しめないですよね。
そのため、ワイヤー矯正中の患者様は矯正用ワックスを持っていくようおすすめしております。
痛みがある際に、ワックスをつけて頂くと痛みが緩和される場合がございます。
その他旅行中のポイント
旅行中の注意事項はおわかりいただけたでしょうか？
マウスピース矯正の患者様は、洗浄剤を持っていく方もいらっしゃると思います。
当院で販売しているものは、リテーナーシャインという顆粒タイプのものですが、旅行中の洗浄剤は持ち運びができる錠剤タイプもおすすめです。
ドラッグストアなどでも販売しておりますので、旅行に行かれる際は検討されてください。
上記の注意事項を守っていただけると、矯正治療中でも安心して旅行や帰省を楽しんで頂けると思います。
旅行や日常生活も楽しみつつ、矯正治療がスムーズに進むように頑張っていきましょう！
福岡天神矯正歯科