マウスピースが浮く原因とは?
みなさんこんにちは🍃
インビザラインを使って矯正されている方の中には、
「マウスピースが浮いているな」「歯とマウスピースが離れている気がする」と感じる方がいらっしゃいます。
治療の始めの方はマウスピースが浮くと感じることはよくあることなのですが、違和感のある状態が長く続くと治療計画に影響が出てしまう場合があります。
今回はインビザラインのマウスピースが浮いてしまう原因・浮いてしまった時の対処法についてお話ししていきます❕
マウスピースが浮く原因について
○マウスピースが交換直後であること
マウスピースでの矯正治療を開始してすぐのタイミングや、新しいマウスピースに交換してすぐのタイミングで浮くように感じる方が多いです。
このような場合は、歯の動きがマウスピースの形状に追いついてなくてズレが生じたり、マウスピースにも個体差がある為浮くように感じることがあります。
交換から数日経過し、マウスピースが歯の形に合わせて動いてくれば自然とフィットしてきますので、2〜3日は様子を見てみましょう👍
○マウスピースの装着時間が短い
マウスピース矯正では、マウスピースの装着時間が1日20時間〜22時間以上となっています。
マウスピースの装着時間が短かったりマウスピースの取り外しが頻繁になっていると、歯の動きが計画通りに進まない為、次のマウスピースに進んだ時にマウスピースが浮く原因になります。
○マウスピースが変形している
マウスピースはプラスチックでできている為、扱い方によっては変形したり破損してしまいます。
・歯ぎしりや食いしばりが強い
・着脱の際に力が入りすぎている
・持ち歩く際に専用ケースを使用せず、カバンやポケットの中にそのまま入れてしまう
・マウスピースをつけたまま熱い飲み物を飲んだり、マウスピースを洗浄する際にお湯で洗ってしまうと変形の原因になります。
マウスピースが浮く状態は、部位や形状によっても原因が変わります。
○一部の歯だけ浮く
歯全体にはマウスピースがしっかりとフィットしているのに、一部分のみ浮いていると感じることがあります。
この場合、その部分の歯だけ治療が遅れている可能性があります。
大きく動かす必要のある歯やねじれを修正する必要がある歯は、治療計画と実際の歯の動きにズレが生じやすく、マウスピースが浮きやすい傾向にあります。
○奥歯だけ浮く
前の方の歯はマウスピースがフィットしているのに奥歯だけ浮いていると感じることがあります。
奥歯は前歯に比べて歯の高さが低く、アタッチメントが外れた場合などはマウスピースがしっかりと固定できずに浮いてしまうことがあります。
◯歯の根本が浮く
歯の根本が浮いていると感じるときは、マウスピースがしっかりと装着できていないことが考えられます。
マウスピースが浮いたときの対処法
①マウスピースチューイーを使用する
マウスピースチューイー とは、マウスピースをしっかりと歯にフィットさせる為の補助アイテムになります。
特に新しいマウスピースに交換したばかりの時はまだフィット感が悪いので、
チューイーを使って装着することで、浮き上がりを調整できます。
チューイー の正しいご使用方法についてはこちらをご覧ください😊
②装着時間を見直す
マウスピース が浮いてしまう原因の多くは、「装着時間が守れていない」ことです。
装着時間は1日20時間〜22時間以上となっているので装着時間が守れているか見直してみましょう。
また、専用のアプリを使用することで装着時間の確認や、装着忘れ予防のリマインダー設定もできるのでおすすめです。アプリの使い方はこちらのブログをご覧ください👀
③治療中のクリニックに相談する
マウスピースが浮いてきてご不安な場合は治療中のクリニックにご相談ください。
マウスピースの変形や歯の動きが原因で浮き上がる場合は、治療計画を見直すこともございます。
インビザライン矯正では、治療始めや新しいマウスピースに交換した直後は浮きやすく、2〜3日で浮き上がりが解消されれば問題がないケースが多いです。
しかし全体的に浮いてしまうような状態や違和感のある状態が1週間以上続く場合は、治療計画に影響が出てしまう場合もございますので、クリニックへご相談ください🙇♀️
当院では2〜3ヶ月に一度のご通院の際に、治療の進み具合・虫歯や歯周病のチェック・補助装置(アタッチメントやリンガルボタン)が脱離していないか、等のメンテナンスを行っておりますのでご安心ください❕マウスピースが計画通りに進んでいない場合は作り替えを行っております。(マウスピースの作り替えは追加費用はかかりません)
患者様に安心して治療を進められるよう、少しでも気になることがある際はいつでもご相談していただいております。
福岡天神矯正歯科