【性別】男性

【年齢】20代

【治療方法】非抜歯矯正治療

【治療期間】14ヶ月

 

【症例解説】


上下の前歯の凸凹が気になり、左右の噛み合わせがズレている気がするということで矯正治療を希望されました。

 

精密検査の結果、以下の問題点が挙げられました。

 

上下顎前歯叢生(上下の前歯がガタガタになっている)

上下顎前歯軽度唇側傾斜(上下の前歯が前方にやや傾斜している状態)

上下顎狭窄歯列弓(上下の歯のアーチが狭くなっている状態)

左側大臼歯 Class III(左下の奥歯が前方に位置している状態)

上下顎歯列正中線のズレ

 

 

上下前歯部の叢生(ガタガタ)が患者様の主訴であり、上下顎歯列弓が狭くなっていました。また、上下前歯の正中がズレていました。
レントゲンによるセファロ分析等の精密検査の結果、上下前歯の歯軸は大きなは問題なく、上下前歯部に中等度の叢生が認められました。そして左側奥歯のかみ合わせが前後的にややずれているため上下前歯の正中が不一致になっていることがわかりました。
そこで、上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸傾斜、歯列の拡大量を考慮し、上顎右側大臼歯の後方移動と上下顎歯列の側方拡大、IPR(歯を0.5mm以内削ってスペースを作る処置)によってスペースを作ることができると判断し、非抜歯矯正治療を選択しました。
治療の際には左側奥歯の前後的位置を改善し、正中を合わせるためマウスピース型矯正装置(インビザライン)に顎間エラスティックを併用しました。

 

 

このように精密検査にて問題点をしっかり分析し、適切な治療計画を立てる事で比較的短期間で綺麗な歯並びだけでなく、審美面も改善することができます。

当院の精密検査時に行うレントゲン分析ソフトでは、治療前後の口元の変化の横顔写真をコンピューターシミュレーションでお見せすることが可能です。

自分が治療後にどのような口元になるのか?口元が気になっている方は一度ご相談ください。

 

 

*当院では矯正治療を行う全ての患者様に対して矯正精密検査を行い治療方針を決定致します。そのため治療計画、治療結果及び治療期間については患者様や歯並びの状況により異なります。矯正治療のリスクや副作用について詳しくはこちら

 

福岡天神矯正歯科