様々な歯列弓
皆様こんにちは 4月に入りやっと春らしく暖かくなってきましたね。
新しい環境になる為か、この時期は矯正を始められる方も1年で1番多いです☺️
さて3月14日からマスク生活も緩和され写真を撮る時などは、マスクを外す機会が増えた方も多いと思います。そんな時、正面からみた歯並びの良し悪しはわかりやすいですが、皆様は奥歯から奥歯への歯並びのアーチの形や、幅を考えたことはございますか?
このブログでは、歯並びにとても関係のある歯列弓についてお話ししていきます。
歯列弓とは?
前歯の先端から奥歯(臼歯)の外側にかけて馬蹄形(∩の形)を描いている曲線のことをいいます。
乳歯列…上下顎ともに半円状で、歯と歯の間には発育空隙と呼ばれる隙間があります。この発育空隙は永久歯が生えてくる為にとても重要な隙間です。
永久歯列…上顎はU字型ともいわれる半楕円形、下顎は放物線形をしています。
また上顎歯列弓のほうが下顎歯列弓よりもやや大きいのも特徴の一つです。
歯列弓の種類
狭窄歯列弓
歯列弓の臼歯間の副径が狭い状態(横幅が狭い歯並び)
主に臼歯が歯列弓の内側に寄ってしまうことによりおこります。
また特徴として上顎の口蓋が深いことがあげられます。
原因として、
指しゃぶり、扁桃腺肥大や鼻炎による口呼吸、
などがあげられます。
V字型歯列弓
犬歯(3番目の歯)間副径が狭く、中切歯(上の前歯)が前に傾斜することで歯列弓がV字型に見える状態。
下顎のV字型歯列弓の特徴として、小臼歯/大臼歯が内側に傾く可能性が高くなります。
原因として、
(上顎)指しゃぶり、口呼吸、舌突出癖、前歯の外傷、永久歯萌出の為スペース不足
(下顎)頬の筋肉の過緊張、頬杖、口唇をすぼめる、舌の後退、いびき
などがあげられます。
鞍状歯列弓
第二小臼歯(前から数えて5番目の永久歯)が内側に生えている歯並びのことです。
主に下顎の歯列に見られます。
原因として、
下顎の劣成長、第二乳臼歯の早期脱離、小臼歯が生えてくる為のスペース不足
などがあげられます。
このように歯列弓にはさまざまな異常をきたすことがあります。
その主な原因の1つに、日常生活での悪習癖が考えられます。
過去のブログで悪習癖についてより詳しくまとめておりますので、宜しければこちらをご覧ください♩
当院は矯正専門のクリニックです。
歯列弓や歯並びのことで気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。
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