皆さん、こんにちは

 

昨年よりも早い梅雨明けとなり、夏本番!!という季節になりました

皆さん、熱中症には気をつけてお過ごしください

 

私自身は出産後でもあり、子供と過ごす初めての夏・・・

ワクワクですが、きっと目まぐるしく日々が過ぎていくような予感です

 

 

さて、私自身は妊娠中に矯正治療をしていたわけではありませんが、

「妊娠しても矯正治療は続けられるの?」「妊娠の予定があるけど矯正治療は始めて良いの?」

と聞かれることがあります

 

 

矯正治療は長期的な治療となるため、治療途中のライフスタイルには様々な変化があります

矯正治療中に結婚式を挙げる方もいれば、妊娠される方もいらっしゃいます

結論からお話しますと、妊娠中に矯正治療は可能です!!

ただし、矯正治療を受けながら安心して妊娠生活を送っていただく為に気をつけておきたい事がいくつかあります

 

 

 

妊娠中に避けた方が良いこと

レントゲン撮影

矯正治療開始時あるいは治療中にはレントゲン撮影を行います。レントゲンというと、妊婦さんにとって気になるのは、放射線被曝による胎児への影響ではないでしょうか。歯科医院でのレントゲン撮影では、お腹に直接当てるのではなく、また防護用エプロンを装着するため、一般的には胎児への影響はほとんどないと言われています。

しなしながら、100%の確率でリスクがないというわけではありませんので、矯正治療を開始するにあたってのレントゲン撮影は妊娠前に行うことをお勧めします。

抜歯(局所麻酔)

矯正治療では、歯を綺麗に並べるためのスペースを確保するため、抜歯を行う場合があります。抜歯をする多くの場合、局所麻酔を行います。麻酔は使用量も少なく、麻酔薬自体も胎児への影響が少ないものが使用されているのが一般的です。また、抜歯後は痛み止めや化膿止めのお薬を服用することがあり、胎児への影響が比較的少ないお薬もあります。

しかしながら、100%の安全性を保証できるとは言い切れないため、妊娠中の抜歯は控えることをお勧めします。

矯正治療で抜歯を行う場合は、精密検査および診断後、治療方針が決まりますので、診断の際にご相談してください。

痛み止めや化膿止めなどのお薬

矯正治療中の炎症や痛みに対して、鎮痛剤や抗生剤が必要になることもあります。しかし、特に妊娠初期や妊娠後期は、胎児の形成や発育・機能に影響を及ぼしやすい時期でもあるため、妊娠中の薬の服用はできるだけ避けた方がよいでしょう。

胎児への影響が比較的少ないお薬もありますが、必要な場合は必ず歯医者さんや産婦人科の医師にご相談することをお勧めします。

 

 

妊娠中のお口のケアについて

虫歯や歯肉炎になりやすい

妊娠中や出産後というのは、ホルモンバランスの変化によりお口の中の菌が増殖しやすい環境となっています。きちんと歯磨きができていれば一般的に大きな問題はありませんが、固定式の矯正装置がお口の中に装着されていると、入っていない状態と比べて歯磨きが難しくなります。そのため、虫歯や妊娠性歯肉炎、歯周病へと発展していくリスクが高まりますが、もちろん矯正装置がお口の中に装着されている状態でも、丁寧に時間をかけて歯磨きをすれば問題ありません。

つわりで歯磨きに影響がでることも

つわりの程度に個人差はありますが、つわりがひどい場合には歯磨きをするのもままならなくなり、お口のケアを十分にできないことがあります。また、食欲にも変化があらわれ間食が増える方もいらっしゃいますが、その都度歯磨きを怠ると虫歯や歯肉炎の原因となります。つわりがひどい場合には、体調が良いタイミングで歯磨きを行うこと、歯科医院でクリーニングをしてもらうことをお勧めします。

 

 

出産後・・・

出産後、子供を連れて通院できるか心配というお声もありますが、当院では完全個室スペースでの診療であり、またキッズスペースも設けておりますので、安心してお子様とご一緒に通院していただけます。

 

 

妊娠中の矯正治療はもちろん可能です!!

ですが、一番大切なのはお腹の中の赤ちゃんとお母さんの体調です。体調とご相談しながら、どのようなタイミングでどのように矯正治療を進めていくか、安心して治療を受けて頂けるよう配慮しております。

妊娠を考えている、妊娠中や授乳中の矯正治療で何かご心配なことがありましたら、いつでもご相談ください**

 

福岡天神矯正歯科