皆さんこんにちは!福岡天神歯科の歯科衛生士です!

突然ですが、当院のブログを見られている方はほとんどの方がご自分の歯並びについてお悩みをお持ちかと思います。人それぞれ顔が違うように、歯並びも当然違います。


歯並びが悪い、噛み合わせが良くない、このような状態を不正咬合と言います!
不正咬合にもさまざまな種類があるので当てはまるものがあるかチェックしてみましょう!




上顎前突(出っ歯)



一般的に出っ歯と言われる歯並びで、下の歯に比べて上の歯が前に出ている状態を言います。上顎前突の原因は、上顎の骨が下顎に比べて大きかったり上顎の骨が前に突きでていたりといった先天的な要因と、指しゃぶりや舌で歯の裏側を押すなど日常的な癖によって起きる後天的な要因が考えられます。唇を閉じても歯が出ている事など気になられている方が多い印象です。








下顎前突(受け口)



一般的にしゃくれや受け口と言われる歯並びで、上の歯を乗り越えて下の歯が前に出ている状態を言います。正常な歯並びと正反対の下顎前突は、滑舌が悪くなり発音がしづらくなります。下顎前突の原因は、下顎が大きい、または上顎が小さいなど骨格の問題が大きいと考えられます。見た目や発音のしづらさが気になられている方が多い印象です。




叢生(ガタガタ)



日本人の不正咬合の種類では最も多い種類で、顎が小さく歯の生えるスペースが十分にないところに歯が無理矢理生えている為ガタガタに並んでしまっている状態を言います。“八重歯”という言葉は聞き馴染みのある方が多いと思いますがこの“叢生”の分類されます。歯と歯が複雑に入り組んでいる叢生は、歯磨きやフロスがしづらく虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。見た目を特に気にされる方が多い印象です。






開咬(オープンバイト)


奥歯をかみ合わせた時に、写真のように前歯だけが噛み合わず常に前歯が開いた状態を言います。前歯が噛み合わないので食べ物を噛み切るのが難しいことや、奥歯に集中して力がかかり欠けたりする恐れもあります。開咬の原因は、遺伝はもちろん、他に指しゃぶりや下で歯を押すなど日常生活で無意識に行なっている癖も原因の一つと考えられます。見た目や前歯が噛み合っていないことで発音しづらさを気にされている方が多い印象です。







過蓋咬合(ディープバイト)



歯を閉じた時に下の前菌が見え ないほど前歯のかみ合わせが深い状態を言います。下の前歯が上の前歯の裏に擦れて歯がすり減ってしまったり上の歯が大きく重なることで下顎が奥に押し込まれて顎関節に負担がかかることなど、さまざまな影響があります。見た目よりも歯軋りなど過度な負担がかかることで矯正を考えられる方が多い印象です。







空隙歯列(すきっ歯)


一般的に「すきっ歯」と言われる歯並びで歯と歯の間に隙間がある状態を言います。前歯に隙間がある場合と全体的に隙間がある場合など様々です。原因は顎が大きい、または顎に比べて歯が小さい場合に歯の生えるスペースが余ってしまい歯と歯の間に隙間ができてしまいます。歯と歯の間から空気が漏れるため、発音に大きく障害がでたり歯が上手く噛み合っていないと咀嚼がしづらいなど気にされている方が多い印象です。咀嚼がしにくく偏った食事や、栄養を取れていないと全身疾患とも関連していきます。






以上が様々な不正咬合の種類です。不正咬合は見た目が悪いだけでなく、発音がしにくかったり、過剰に歯に負担がかかったり、磨きにくく歯周病の原因になったりと、色々な症状を誘発する可能性があります。



綺麗な歯並びは、見た目はもちろん健康面においても重要になってくるので是非、矯正治療を検討されてみてくださいね(^_^)