部分矯正と全体矯正の違い
みなさま こんにちは
大人になってからの矯正治療は、全体的な矯正治療と部分的な矯正治療に分類されます。
「一部分だけ気になっているのですが、部分矯正はできますか?」というご質問が多くあるため、本日は部分矯正についてお話し致します。
部分矯正とは
部分矯正はM T M(マイナー トゥース ムーブメント)ともいわれ、数本の歯のみに力を加えて矯正治療を行います。
上下全ての歯を矯正するのではなく、前歯のがたつきの改善や、上顎のみ、もしくは下顎のみなどと気になる部分だけに限って矯正治療を行うことを言います。
前歯が変わることによって、お顔の印象が変わる為、前歯のガタガタだけを改善したいと言われる患者様は多くいらっしゃいます。
しかし、部分矯正が適応になる患者様は少なくなっております。
部分矯正と全体矯正の違い
では、部分矯正と全体矯正の違いをご説明します。
部分矯正
・改善できる範囲が狭いため、見た目のみの改善となる
・治療期間が短い
・費用が抑えられる
・審美目的であれば医療費控除の対象にならない
全体矯正
・見た目だけではなく、噛み合わせの改善ができる
・治療期間は2年前後
・部分矯正より高額になる
・医療費控除の対象になる
治療期間や費用面だけをみるとメリットが大きいと思ってしまいますが、矯正治療の目的は見た目だけではなく、噛み合わせや咀嚼障害の改善です。
患者様の歯並びによっては、見た目のみの改善による部分矯正をすることによって、さらに出っ歯になってしまったり、食べ物が噛みにくくなったりすることもございます。
実際に部分矯正が終わると噛み合わせが合わなくなり、ご相談に来院される患者様が最近は更に多くいらっしゃいます。
そうすると、期間がさらに伸びてしまったり、費用も追加でかかったり…となってしまいます。
歯は一生ものです。
もし、費用面などで全体矯正は難しいとお考えの方も、当院では無利息分割払い※やデンタルローンのご用意もございます。
※無利息分割払いは最大で8分割(3ヶ月に1回)のお支払いプランとなります。
ご自身が本当に部分矯正でいいのか、改めて考えていただけるきっかけになれば幸いです。
ご不明なことなどございましたら、お気軽にご相談ください。
福岡天神矯正歯科