吹奏楽と矯正治療
みなさまこんにちは
本日はカウンセリング時に、ご本人や保護者の方からご質問を受けることの多い、「吹奏楽をしているが矯正はできるのか?」ということについてご説明致します。
吹奏楽をしながら矯正できる?
まず、基本的には吹奏楽をしながら矯正治療をすることは可能です!
しかしながら、ワイヤー治療の場合、このように歯の表側に装置が付くので、演奏する際に邪魔になるのではないかと考えられる方も多くいらっしゃいます。
装置を装着してから慣れるまでは、どうしても違和感や痛みの影響で演奏に支障が出る方もいらっしゃるかと思います。
ただ、次第に違和感や痛みには慣れてきますので、治療は継続して頂けます。
違和感に慣れるまでは個人差がありますが、約1ヶ月程度と言われております。
また、吹くときに装置が当たって痛みがある場合には、矯正用ワックスを使用して頂くと痛みが緩和されます。
痛みや違和感がご心配な患者様はマウスピース治療もおすすめです
マウスピース治療であれば、厚さ0.5mmほどのマウスピースを装着するだけなので、マウスピースを装着したまま演奏をすることができます。
マウスピース治療でも初めは違和感がある患者様もいらっしゃるので、全く演奏に支障がないとは言い切れませんが、ワイヤー治療に比べると違和感は少ないものになります。
また、痛みもワイヤー治療に比べると少ないと言われております。
こちらも慣れるまでは期間が必要となりますが、慣れるまではどうしても大事な大会があるなどの場合は外して頂くことも可能です。
注意点
①マウスピースの使用時間が治療期間に影響を及ぼします
上記でお伝えしたように、どうしても大事な場面ではマウスピースを外すことも可能です。
しかし、マウスピースは1日20時間~22時間以上の使用をお願いしております。
外す場面が多いと、その分歯は動きません。また、せっかく動いた歯が後戻りしてしまいます。
そのため、治療期間が予定していた期間より長くなる可能性がございます。
なるべくマウスピースを着用した状態で演奏ができるように、練習して頂くことが大切です。
②マウスピース着用中の水分補給はお水のみとなります
マウスピースを着用中のお飲み物は、原則お水のみをお勧めしております。
スポーツドリンクやジュースなど、糖分の入っているものは虫歯の原因となるため、着用中は控えて頂くようお願いしております。
また、お茶などには糖分が含まれておりませんが、着色しやすい成分が含まれておりますので、歯やマウスピースが着色してしまう原因になります。
そのため、なるべくお水を飲まれるようおすすめしております。
ただし、患者様のライフスタイルは様々でございますので、ご相談頂ければ、それに応じて柔軟に対応しております!
当院では矯正治療をスタートするにあたって、患者様のライフスタイルなどをしっかりとお伺いしたうえで装置の選択もして頂いております。
吹奏楽だけでなく、スポーツと矯正治療についても記載しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
特に学生さんなどは、部活や学業との両立などご不安に思う保護者の方も多くいらっしゃいます。
まずはカウンセリングにて、しっかりとメリットデメリットなどをご説明しますので、お気軽にご来院ください。
福岡天神矯正歯科