スタッフ矯正ブログ④〜ナンスのホールディングアーチについて〜
皆様こんにちは。
コロナ蔓延防止策は明けましたが、まだまだコロナウイルスが流行っていますね、、、。
院長や私達スタッフも再度手洗い・うがい・消毒を徹底し、感染予防に日々徹しています!皆様もくれぐれも体調にはお気をつけくださいませ。
さて、今回からいよいよ治療がスタートします⭐️
前回お話しました通り、私は口元の突出感が気になります。しかし今のままでは隙間が足りず歯を後ろに下げられない為、4 本抜歯をしてその隙間を使用し前歯をさげていきます。(⏩前回ブログはこちら)
当院では抜歯を伴うワイヤー矯正治療では多くの方が上顎に装置を装着します。
なので私も、上顎に装置を装着しなければいけません!
今回は、その「装置と装置を装着するまで」についてお話ししていきます。
どんな装置を装着するの?
上顎には、ナンスのホールディングアーチ(NHA)を装着します。
固定式の矯正装置です。
固定式というのは、「患者様が自分では外せない」装置のことです。
ナンスのホールディングアーチは歯を積極的に動かす装置では無く、永久歯の抜歯をともなう矯正治療で、上顎の奥歯が前方に移動しないように留めておく為に使用します。ストッパーのような役割を担っています。
違和感はありますが徐々に慣れていきますし、痛みはほぼありません。
下顎には、バンドを装着します。
このバンドはナンスのホールディングアーチの装置の一部としても使用されています。
バンドにはいろいろな大きさのものがあり、歯の大きさにピッタリあうものを探しいくつか合わせていきます。
ピッタリ合っていないと治療中に装置が外れやすくなってしまい、治療がうまく進まない原因になってしまいます。
しかし、これらの装置を装着するには歯と歯の間に隙間を作らないといけません。
どこに隙間を作るの?
第一大臼歯(前から6番目)の前後に隙間をつくります。
何を使って隙間をつくるの?
このようなゴム(セパレーティングモジュール)を使用し、ゴムの収縮によって歯と歯の間に隙間を作っていきます。
ゴムを入れたばかりの頃は、歯が押される為2~3日痛みがでます。
物が詰まっているような感覚があり、最初は違和感がある方もいらっしゃいますが、
ゴムを入れた場所にはフロスや爪楊枝の使用を避けるようにしましょう。
※万が一外れてしまった場合は、再度装着していきます。
1週間程経つと、ゴムはゆるくなり隙間ができてきます。
その隙間を利用してバンドを試適・装着していきます。
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ナンスのホールディングアーチ・バンド装着までの流れ
①セパレーティング(上顎のみ)
上顎のみセパレーティングモジュールをいれます。
・・・私の場合は、前後の歯と歯の間がかなりきつく、このセパレーティングで前歯までジーンと痛みがありました。なので2日間は比較的柔らかいものを食べました。しかし、3日目になると自然と痛みはなくなりました!
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2日〜1週間後
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②バンドの試適
セパレーティングモジュールを外して、
まずはナンスのホールディングアーチを作製する為に、バンドを試適します。
人によって歯のサイズ、形が違う為、歯に合ったバンドのサイズを選びます。
③型取り
装置を作製する為に、バンドをつけた状態で型取りをしていきます。
型取り後はバンドを外し、その日はお口の中には何も入っていない状態で帰って頂きます。
※当院では、装置が完成して届くまで約3週間程お時間がかかります。
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3週間後
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④セパレーティング
出来上がったナンスのホールディングアーチを装着する2~3日前に、
再度隙間をあける為にセパレーティングモジュールをいれます。
当院では、ナンスのホールディングアーチと下顎のバンドを
同日に装着する為、今度は下顎にもセパレーティングモジュールをいれていきます。
・・・私は下顎は、上顎のような痛みは感じませんでした!
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2日〜1週間後
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⑤装置の装着
⒈セパレーティングモジュールを外し、研磨剤で歯を磨いていきます。
⒉上顎同様に下顎のバンド試適していきます。
⒊歯に唾液などがつかないように、しっかりと防湿し乾燥させます。
⒋バンド部分にレジンをつけ、装置を装着します。
⒌照射し、合着します。
同様の流れで、一緒にナンスのホールディングアーチも装着します!
・・・処置中は、口を開けたり、器具を咬んだりはしますが、痛みなどは全く無く、あっという間に終わりました!
ついに、、、ナンスのホールディングアーチとバンドが入りました!
装置が着いた感想
装着直後は、初めて口の中に装置をつけたので異物感と、舌をいつも置いている所に装置がついているので違和感がすごくありました。タ行・サ行が発音しづらいおかげで早口が治りました。
また食べ物が飲み込みづらく大変でした。
でも、痛みは全くなく1週間も経つと慣れました!
装着後の注意点
装置の周囲が虫歯になると大変なので、今までより念入りに歯磨きをしています!特にバンドの周りは、下記のようなタフトブラシを使用して鏡を見ながら磨いています。
タフトブラシは、矯正治療中に関わらず一本持っておくだけで、清掃率が格段にあがりますのでオススメです⭐️
実際に装置がついたので、私自身も「とうとう始まるのか!」と現実味がでてきてこれからがすごく楽しみでワクワクしています☺️♩
次回は、いよいよブラケット装着と抜歯についてお話ししていきます。
よろしくお願いします。
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