みなさんこんにちは❄️

みなさんEラインについてご存知でしょうか。

Eライン（エステティックライン）とは、「横顔における鼻の先と下あごの先を結んだ線」を表します。

一般的に、唇がEラインからはみ出していなければ、美しい横顔だとされています。欧米での最も理想的な横顔は、Eラインよりも上唇が4mm程度、下唇が2mm程度内側にある状態だと言われています。しかし、この基準は欧米の歯科矯正医であるロバート・リケッツ氏が提唱したものであるため、日本人の基準に必ずしも当てはまるわけではありません。

日本人は欧米人と比べて骨格が違う為、Eライン上に上下の口唇が触れるくらいの位置にあるのが十分に美しい横顔であると言えます。

E-lineの確認方法

指や定規を鼻の先と下あごの先に軽く当て、口先が指・定規に当たらないかをチェックしてみてください。軽く接触する程度である場合は、理想的な横顔である可能性が高いと言えるでしょう✨

矯正でE-lineは綺麗になるの？

矯正治療は「歯並びを綺麗にする」というイメージが強いかと思いますが、「横顔のバランス」「口元の美しさ」は「噛み合わせを整える」という機能面にも関わるため、矯正治療において横顔の改善は並行して行われます。なので矯正治療でEラインを綺麗にすることは可能です。

◯受け口や出っ歯

例えば、受け口や出っ歯の歯並びはEラインが崩れる原因になります。

受け口(下顎前突)とは上の歯列よりも下の歯列が前に出ていること、

出っ歯(上顎前突)とは上あごや上の前歯が前方に飛び出た状態にあることです。

Eラインを基準とした時に、受け口は上唇よりも下唇の方がラインに近いこと、出っ歯は上唇が前方に飛び出ているためラインの外に口元が出てしまいます。

　　　　 『受け口』　　　　　　　　　　　　『出っ歯』

◯セファログラム (レントゲン)で横顔を確認

セファログラムとは矯正治療に用いられる、首から上における骨格を調べるための矯正専用のレントゲンです。検査の際にレントゲンとお口の中やお顔のお写真の撮影を行います。

その検査の結果をもとに、分析、診断をします。

セファログラムでは「顎の大きさや位置」「歯の傾き」「頭部と口元のバランス」などが分かります。視診で判断できることもありますが、レントゲンで見て原因をしっかりと見極めることが大切になります。

正しい噛み合わせはもちろんのこと、口元のバランス改善も考慮されます。

抜歯とE-line

横から見たときに口元が出ているのが気になる為、口元を後ろに下げたいという場合には患者様の歯並びによって異なりますが、抜歯が必要なケースがあります。

例えば、顎が小さく歯が並ぶスペースが不足している、歯が多きすぎて顎のアーチに収まっていないなど、、、

抜歯を行うことでスペースを作り出し、前に出過ぎていた分を後ろに下げることで綺麗なEラインを作り出すことが可能です。

歯並びのガタガタが軽度の症状である場合には、歯列を整えて口元を後ろに少し下げることが可能な方もいらっしゃいます(但し親知らずの抜歯が必要になる可能性があります)。
親知らずを抜歯して奥歯を後ろに下げたり必要な分だけ僅かに歯と歯の間にヤスリをかけて隙間を作る”IPR”を行ったりします。

（IPRの詳細は矯正治療におけるIPRについてをご覧ください）

当院ではカウンセリング、診断のお時間をしっかりと頂いております。

患者様のお悩み、ご希望を踏まえた上で、患者様の納得のいく治療方針で進められるように治療プランをご提案しております。

＊ただし、歯並びではなく骨格的な要因の場合には歯列矯正では改善できないことがあります。その場合は外科矯正手術が必要になる可能性もございます。

まずは歯列矯正で改善できるのかを矯正専門医にご相談することをおすすめいたします❕

日本人の顔立ちは、顎が小さい方が多いため口元が出やすく、顎が小さいために出っ歯や受け口などで悩まれている方も多いかと思われます。

Eラインは矯正治療で改善できる場合がございますので、お悩みの方は一度ご相談下さい☺️

歯列矯正で口元の美しさを引き出し、自身に満ち溢れた笑顔を一緒に作りましょう✨

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