スタッフ矯正ブログ②〜診断・精密検査ついて I〜
皆さま、こんにちは。 10月に入りだんだん夜が涼しくなってきましたね。
今回2回に分けて、矯正治療を始める前に大切な「診断」というものについてお話ししていきます。
「診断」とは?
体の病気でも虫歯でも治療を行うにあたって、まずは現在の状態を表す「診断名」を特定し、治療方針を検討していきます。
もちろん矯正治療も医療行為になりますので、同じように「診断名」を決め、それに対して治療方針を検討していきます。これを「診断」といって、治療を行うにあたってとても大切なものになります。
矯正治療における「診断」って具体的に何するの?
主に診断では、皆様から初診相談の際に寄せられる「どのような治療プランになるの?」「抜歯は必要なの?」「期間はどれくらいかかるの?」「現在の歯並びや咬み合わせはどうなっているの?」という様々な疑問を正確に把握し、患者様ごとに最適な治療方針をご提案させていただきます。
しかしこの診断を行うには、いくつか資料が必要になります。
そのため「精密検査」を行い、その資料を時間をかけ分析し「診断」を行います。
検査
私もまずは精密検査を行いました。
検査では、口腔内写真・顔写真・レントゲンを撮影していきます。
また必要に応じて印象採得(型取り)を行います。
口腔内写真
できるだけ口腔内全体がしっかり正確に写る様に撮っていきます。
その為に、このような頬を引っ張る器具や大きなミラーを使用します。お口を引っ張られたり、大きく開けたりしなければならないので少し大変でしたが、正確な診断のため!と思って頑張りました!
顔貌写真
正面と横顔、それぞれお口を閉じた時とスマイル時のお写真を2枚ずつ、
計4枚撮影していきます。
普段は撮影する側なのですが、いざ撮られる側となると意外と緊張してしまってスマイルが不自然になってしまいました、、、
撮影する際は、患者様が自然な笑顔を向けられる様にリラックスした雰囲気でお待ちしております。
レントゲン撮影
矯正歯科特有の頭部エックス線規格写真(側貌、正貌)や、
パノラマ写真の撮影を行います。
・パノラマ写真
口の中全体を1枚の写真に映し出すタイプのレントゲンで、歯や骨(歯槽骨)の状態が分かり、先天性欠損や過剰歯の有無(歯の本数の異常)、親知らずの状態、虫歯や歯周病の状態などを確認することができます。
・セファログラム(側方頭部X線規格写真)
矯正歯科用の特別なレントゲンで、顔の骨格を調べるためのものです。このレントゲンでは頭の骨や、顎の骨、前歯の位置などを様々な角度から調べる事ができます。矯正治療を始める際に、必須といえる程大切な資料になります。
これらを分析する事で、お口の中やお顔を見ただけでは分からない情報がたくさん見えてきます。
印象採得
従来の粘土のような材料や、スキャナーを使用して歯の型取りを行います。
以上が 「精密検査」で行う内容になります。
そしてこれらの資料を分析し、診断を行ってもらいました!
詳しい「診断」の内容は次回のブログに記載していきます。
※検査から診断までは1週間程かかります。