矯正治療中の口臭について
みなさまこんにちは。
矯正中は口臭が発生しやすくなっていることはご存知ですか?
今回は矯正中の口臭についての予防策をお話していこうと思います。
矯正治療中の口臭の原因
「矯正を始めてから口臭が気になるようになった」「以前よりも匂いが強くなったかも… 」
と感じている方いらっしゃいませんか?
まずは、矯正中の口臭の原因についてご説明致します。
・磨き残しがある
→マウスピース矯正はアタッチメントが歯の表面につき、ワイヤー矯正は矯正器具が歯の表面につくため、歯磨きがしにくくなります。そのため磨き残しが増え、細菌が繁殖して口臭の原因につながります。
・口腔内が乾燥している
→元々口が閉じづらい方や元々の歯並びの関係で、矯正装置がつくことにより始めの頃は口が閉じづらくなる方もいます。口呼吸は口腔内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。
・矯正装置が汚れている
→矯正装置と歯の間に食べ物が残ったまま放置すると、そこに細菌が増殖し口臭の原因につながります。
・口の中に傷や口内炎ができやすい
→ワイヤー矯正の方は歯の表面にブラケットという器具がつきます。
この歯の表面についているつぶつぶが
ブラケットになります!
このような矯正器具によって口腔内に傷ができることがあり、悪化すると傷口から膿が出て口臭になることがあります。また、唾液による殺菌作用が働かなくなることもあり、口臭を発生させやすくなります。
・唾液の自浄作用が低下している
→唾液の自浄作用が低下すると、口臭の発生につながります。
マウスピース矯正は1日に20時間以上の装着になるので、マウスピースの内側に唾液が行き届かなくなり、自浄作用が低下することがあります。
以上が矯正治療中に考えられる口臭の原因となります。
矯正治療中の口臭対策について
では実際にはどうしたらいいのでしょうか?
・ブラッシング
→ワイヤー矯正中は、矯正器具がついている状態で歯を磨くのは大変ですが、鏡を見て一本ずつ丁寧に磨くようにしてみてください!
食後は必ず歯を磨く!!という習慣が大切です。
マウスピース矯正の方もワイヤー矯正の方も、矯正治療中のブラッシング方法についてのブログも載せていますので、よろしければ<矯正治療中の磨き方について>
もご覧ください。
・口腔内の潤いを保つ
→鼻呼吸を意識し、食事の際はよく噛んで食べ、定期的に水分補給をすることが大切です。
・矯正装置は清潔に管理する
→マウスピースは外したら必ず水洗いをして、定期的に洗浄剤につけてお手入れをしてください。詳しくは<マウスピースの洗浄について>をご覧ください。ワイヤー矯正の方も上記の矯正治療中の磨き方についてをご覧になって、清潔に保てるように意識をしてみて下さいね。
・フロスや歯間ブラシ
→歯の間には食べかすが詰まりやすいのでフロスや歯間ブラシを使用したり、磨きにくい箇所にはタフトブラシの使用をおすすめしています。
・ワックスを使用する
→ワイヤー矯正の方は器具が頬や粘膜に当たって痛みが出ることがあります。当院でお渡ししているワックスというものをブラケットの表面につけて、保護をして対策してみてください。
・マウスウォッシュを使用する
→マウスウォッシュには消臭効果や殺菌機能があるので、お出かけ前や就寝前の使用をおすすめいたします。
・舌ブラシを使用する
→「舌苔」は舌の表面に付着していて、匂いを発生する原因の一つです。舌専用のブラシを使ってケアしてみて下さい。匂いを抑制することができます!
最近はマスクを外す方も増えてきたのではないでしょうか?
矯正治療中に口臭が気になっている方もそうでない方も、ぜひ対策をしてみて下さい!
お口の中の環境を清潔に保つことは、矯正治療をする上で大切なことです。
当院ではワイヤー矯正の方にはTBI(歯磨き指導)を行なっております。
また、マウスピースの洗浄剤も当院で購入が可能です。
歯並びは改善したいけど、歯磨きが不安、虫歯が怖いなと迷われている方もぜひ1度ご相談ください。当院では矯正治療中での歯磨きや虫歯の対応などカウンセリングでも丁寧にお話させて頂いております!
カウンセリングでは皆様のどんなお悩みにも可能な限りお答えさせて頂いております。わざわざ聞く程のことかな?こんなこと聞いてもいいのかな?と思われている事でもご遠慮なくご相談ください。
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